学校保健運動器検診にて、学校医の指導を受けた児童等の診察も受け入れております。
足関節の列離骨折
足をひねり、外くるぶしが大きく腫れ、歩行も困難となることが多いです。
子供の場合には裂離骨折にも関わらず、単純な捻挫と診断されてきちんと固定しないと骨折部がつかないで、成長し、不安定な足関節になる危険性があります。そのため、捻挫が癖になることがあります。
肘内障
5~6才でよくおこります。
子供が腕をひっぱられたら、痛がり、腕を下げたままで動かさなくなります。肘関節の中にある輪状靭帯がずれてしまい、生じます。
受傷機転が不明な場合にX線検査をすることがあります。
成長痛
3~12歳頃に生じるといわれています。
膝から足首まで、特に夜に痛みを訴えることが多いです。
成長痛はX線やMRI検査で所見がなく、悪い病気が何も見つからない時に呼びます。しかし、最初に検査で異常が認められなくても、後日他の病気を認めることもあります。
オスグッド
ジャンプすると膝のお皿の下の部分が痛くなり、休むと改善しますが、またスポーツすると痛みを生じます。成長期に特徴な痛みです。
大腿四頭筋が膝蓋骨を介して、膝蓋靭帯が引っ張ることにより、成長軟骨が剥離するために生じると言われています。大腿四頭筋の柔軟性の低下も指摘されます。
治療ベルトも効果的です。
シンスプリント
下腿の内側に痛みが生じ、走ると痛みは悪化し、安静にすると改善します。扁平足や足関節の柔軟性の低下、下腿の筋力低下も原因となります。疲労骨折との区別をすることが大事です。
X線検査や必要ならMRIも使用します。
治療は鎮痛剤などで症状を改善し、足底挿板を使用します。
ご自身の年齢が合致しないなどと早期に判断せずに一度当院までご来院下さい。