川口駅徒歩8分の一般整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科

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60代以上

変形性膝関節症

 歩くと膝が痛くなってきた。階段の昇り降りや正座がつらい。最初は動作開始時の痛みが多いですが、症状が進行するにしたがって、動作中にも痛みがでます。

 膝関節の軟骨がすり減り、膝の関節炎や変形が原因です。加齢とともに増加し、65歳以上で急増し、女性に多い症状です。肥満や下肢に静脈瘤を合併していることが多いです。

 診断はX線検査で、病気や病態を把握します。

 日常生活の指導は発症初期には正座、長時間の歩行、階段昇降を控えて、杖などを使用し、膝関節にかかる負担を軽減させます。長期的には減量や膝関節屈伸筋群の強化があります。

 また、ヒアルロン酸ナトリウムの関節内注入も効果的です。

骨粗鬆症からの圧迫骨折

 椅子に座ったら腰が痛く、だんだんと痛みが悪化し、歩行が困難となることがあります。 本当にいつの間にかに骨折していたという声を聞きます。

 また、比較的軽い怪我で生じることもあります。背骨が曲がることで、胸焼け、食欲不振、便秘、痔核や呼吸機能障害を引き起こします。

 骨粗鬆症が原因の骨折は女性に多く、70歳前半で25%、80才以上で43%と言われています。

 治療はコルセットの作成や痛みのコントロール、そして骨粗鬆症の治療が必要です。

腰部脊柱管狭窄症

 歩き始めると下肢にしびれが走り、背筋を曲げて休むと、しびれはやむが、また歩行すると再度しびれが生じます。また、片側だけに痛みが出ます。

 変形した椎間板と背骨や椎間関節から飛び出た骨などにより、神経が圧迫され、血流が低下して症状がでます。

 単純レントゲン写真で予測が可能です。詳しく調べるには、MRIなどの検査が必要です。症状が出る前に休憩したり、杖や手押し車を使うこと等で症状を軽減できます。

 治療は飲み薬、理学療法や物理療法が効果的です。痛みが強い場合は神経ブロック療法も効果があります。またコルセットを作成することも良いです。

肩関節腱板損傷

 転倒して、腕をついた後から肩関節に痛みが出るようになる事があります。ずっと痛いわけではないですが、肩を上げたりすると痛みが生じ、引っかかり感を認める事があります。

 若い方でも肩関節を使うスポーツで受傷することもあります。

 治療は痛みの改善のために肩関節への痛み止めとステロイド注射を行います。痛みの改善後に、理学療法を行います。

母指CM関節症

 物を持とうとすると親指の付け根が痛む事があります。またふたを開ける事もつらいという症状を認めます。

 CM関節(手根中手関節)は非常に動く関節なので、使いすぎによって、関節軟骨がすり減ってきます。これが進行すると、関節がずれて亜脱臼を引き起こします。

 X線検査で関節の変形を認めます。治療は装具療法や物理療法が効果的です。また痛みが著しい場合には関節内に痛み止めの注射をするのも良いです。

 

 ご自身の年齢が合致しないなどと早期に判断せずに一度当院までご来院下さい。

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