痛風(高尿酸血症)とは?
関節に尿酸が蓄積して、特に足の指の関節に激烈な痛みを生じる痛風発作といいます。
痛みがなくなったからといって放置して、血液中の尿酸の高い状態が何年も続くと、腎臓の病気や高血圧・糖尿病などの生活習慣病を合併しやすくなります。
また、動脈硬化が進行して、心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクを高めると言われています。
具体的な症状とは?
最も多い症状は足の親指の付け根の部分が急激な痛みを伴い、炎症を起こします。じわじわ来るものではなくて、一度に来るので、歩くことすらままなりません。
しかも足の付け根は歩く上で非常に重要なので、2~3日は動く事もままなりません。
足の親指の付け根が腫れ、痛みが強くなり、真っ赤に腫れて、足をつけることも苦痛になります。採血検査して、痛みをコントロールし、その後投薬加療や食事療法などで尿酸値の適正化を行います。
漢方とは?
漢方薬は薬としての効果・効能が知られる生薬(自然の植物や、動物、鉱物など)をいくつも組み合わせた薬です。
数千年にわたり、患者さんの症状に合った生薬の組み合わせを処方し、効き目や安全性に関する長い知識と経験を培うことで生まれました。
そのため、1つの漢方薬で様々な症状を治療し、複合的な効果を期待することができます。
漢方薬は長く飲み続けないと効果がない?
漢方薬は効果が出るのに時間がかかるというイメージはありませんか?
漢方薬は使い方によって即効性が期待できます。例えば、風邪を引いた時にその人に合った薬を飲めば、短期間で改善が期待できます。
慢性疾患や体質改善目的などの場合は、長く飲むこともありますが、数日で判断できることもあります。
漢方薬にできることは?
漢方薬は患者さんの体質、症状に合わせて処方を使い分けます。
漢方治療では単に痛みをおさえ込むのではなく、血液の循環改善などによる全身的な治療で、痛みを軽くして、体調を整えます。
当院は保険診療範囲で処方しておりますので、お気軽にご相談下さい。